13人目の怒れる男

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フルメタルジャケット

2001年宇宙の旅以来のキューブリック作品の鑑賞。まず字幕が最高。冒頭5分の教官の怒涛の罵倒シーンは最高におもしろい。教官の罵倒のセリフと翻訳が秀逸で、個人的にはこの教官がこの映画の主役だと言いたいほど強烈。

キューブリックは戦争そのものを描こうとしたらしいが、正に狂っている。訓練は気違いじみているし戦闘による命の奪い合いも恐ろしい。そういえば今日のニュースの特集でも自衛隊の特殊部隊の訓練への密着取材をしていたが、心が折れかけたやつの顔は抜け殻のように本当に死んでいた。人間精神的に追い込まれるとああなるのかと恐怖を感じた。歴史を見ても国家に軍事力は必要で、誰かがその戦力とならなければならないと思うが、自分は決して関わりたくないなあと心底強く感じたのと同時に、関わらなくてすむこの境遇をありがたく感じる。