13人目の怒れる男

主に本や映画の感想など。語る人がいないのでブログに書いています。

評決のとき

<ネタバレあり>
復讐による殺人は許されるのか、司法制度はどう裁くのかというのが主題だか、安定や安全を捨てて自分の正義をどこまで貫けるのかというのもまたテーマである。現実では正義を貫ける人などいないので、だからこそ自分を貫く主人公に惹かれ、憧れてしまう。
それだけに、殺人犯なのに無罪判決という結末や、それに至る主人公による感情論の展開は腑に落ちなくて残念ではあるが、そこに至るまでの展開はかなりおもしろい映画だった。