13人目の怒れる男

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モンスターズ 地球外生命体

ローグ・ワンのギャレス・エドワーズ監督のデビュー作ということ鑑賞。

SF映画かと思っていたが、主題はSFではない。それぞれ何かを抱えて生きる男女が非日常の中で出会い距離を縮めていくドラマである。男は酔った勢いでヒロインを口説いたり知らない女を抱いたり、婚外子がいたりといい加減そうな奴。女は婚約者についてあまり語らなかったり指輪を躊躇いなく売るあたり、何か問題を抱えていそうな様子。最後の電話のシーンがこの映画のクライマックスで、感極まる男と冷めきった女、そんな男を見て気持ちが揺れているようにも見える女、対照的な二人の姿が印象に残る。

「何もなかったのか?」「何事もなかったようにこれから生きていくのか?」劇中にそんな男のセリフがあったかと思うが、非日常を通して自分の人生を見つめ直す清々しさ、切なさというものがこの映画にはある。二人には是非幸せになって欲しい。正直SFの要素や最後の象徴的なシーンにどんな意味があり何を意図していたのかはよく分からないが、非日常を演出するための要素だったのかもしれない。パニック映画を求めていたけど、思いがけず良いドラマを見ることができた。