今年読んだ面白かった本
年末なので今年一年で読んだ本を振り返りながら、特に面白かった本を挙げてみる。
・サピエンス全史
最も印象に残っているのはこの一冊。人間の歴史は貨幣や宗教や国家といった虚構を作り集団を大きくしてきた過程であるという歴史観に立っている。資本主義という虚構で競争に生きる自分を客観的に見ることができたが、それでも、虚構でもいいから金がほしいし資本主義の成功者としてのし上がりたいと改めて思った一冊。虚構でも何でもいいから、何かを信じて熱中できる人生の方がおもしろいと思うんです。
・野村證券 第2事業法人部
野村證券での営業時代から、独立してコンサル会社を立ち上げオリンパスの粉飾決算絡みで逮捕されるまでの回顧録。野村證券での営業エピソードが物凄くおもしろくて、今とは時代か違うしコンプラ違反すれすれのやり方も多いが、営業をやるうえでのマインドは同じ営業マンとして学ぶ点が多いし単純にモチベーションがあがる一冊。
・ウォール街の狼が明かすヤバすぎる成功法則
こちらはウォール街の金融トレーダーとして成功した著者が自身の営業ノウハウをまとめた一冊。顧客と長期的な関係を築くという観点から、より実戦的な内容が書かれている。若くして荒稼ぎした金融トレーダーと聞くといかにも破天荒に聞こえるけど(実際著者は昔はそうだったと言っているけど)、顧客との長期的な信頼関係の根本には誠実さとプロとしての継続的な努力が欠かせないという極めてまともでシンプルな内容になっていて、営業として抑えるべき基礎に改めて気づかされる。
以下、2018年に読んだ本(途中まで読んだ本も含む)